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脳神経外科

脳神経外科について

脳神経外科について
脳神経外科は、脳や脳とつながる脊髄、神経の状態を調べ、診断・治療する診療科です。
よくある症状としては、頭痛やめまい、ふらつきなどが挙げられます。
当院では頭痛外来を行っていますので、頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
ご親族に脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の方がおられて、自分も同じようになるのではないかと気になっている方、報道などで脳の病気を見て気になることがあった方もお気軽にご相談ください。
※当院ではCTやMRIなどの装置を備えていませんので、画像診断が必要だと判断した場合には、近隣の提携病院で撮影を行って頂きます。
※手術が必要になった場合には、提携する病院またはご希望の病院へご紹介いたします。

脳神経外科はどんな時に
受診した方がいいでしょうか?

脳の病気というと、脳卒中を連想する方が少なくないかと思います。ただ、脳の病気だからといって必ずしも急激に症状が現れるとは限りません。緩やかに症状が表出したり、未破裂の脳動脈瘤のようにほぼ自覚症状がないという病気もあります。
以下のような症状がある時、また心配がある時は脳神経外科を受診してください。
なお当院では、お子さんの診療にも対応しております。お子さんの頭痛、発達のこと、赤ちゃんの頭の形が気になる方もご相談ください。

(大人の方)

脳神経外科について

  • 慢性的な頭痛
  • めまいやふらつきが続く、時々起こる
  • 強く頭を打った(症状がなくても)
  • もの忘れが増えた
  • 手足のしびれ、震え、力が入らない
  • 呂律が回らない、言葉が出てこない

(お子さんの相談)

脳神経外科はどんな時に受診した方がいいでしょうか?こども
  • 思春期のお子さんの頭痛
  • 子どもの頭の形が気になる
  • 子どもの発達が心配

当院の脳神経外科の特徴

当院の脳神経外科の特徴
  1. 脳神経外科専門医が診察致します。
  2. 頭痛外来を行っております。
  3. 小児の診療にも対応しています。
  4. 小児の発達相談外来、赤ちゃんの頭の形外来を行っています。

脳神経外科で対応する症状や疾患

頭痛

頭痛には、急性または慢性的な頭痛、ある決まった時間帯やタイミングで現れる頭痛、拍動に合わせて響く頭痛など、さまざまな種類があり、痛む部位も多様です。
「頭痛持ち」という言葉があるように、今や国民の3人に1人が頭痛に悩んでいるという現状ですが、放置は厳禁です。特に、激しい頭痛、慢性的な頭痛、他にも症状を伴う頭痛、頭を打った後の頭痛などは、早急に受診が必要です。

もの忘れ

「もの忘れ」自体は、若い方、健康な方にも見られます。しかし、認知症や軽度認知障害(MCI)の場合には、「もの忘れの頻度が高くなる」「忘れていることを指摘されても思い出せない」「習慣的にやってきたことができなくなる・順序が分からなくなる」といった特徴が見られます。ご自身の症状として気づいた時、あるいはご家族の変化として気になった時には、お早めに当院にご相談ください。

めまい・ふらつき

めまいやふらつきは、脳梗塞や脳腫瘍、くも膜下出血、心臓疾患などの危険な病気の症状として現れることがあります。また、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、起立性調節障害などは生命を脅かすことはありませんが、大変つらい症状で日常生活に支障が出るものもあります。

しびれ

手や足にしびれを感じると脳卒中を心配される方も多いかと思います。
しびれの症状の原因は①脳に原因がある場合、②脊髄に原因がある場合、③末梢神経に原因がある場合に分かれます。しびれは、痛みほどはっきりと「異常」と捉えられにくいため、様子見をされがちです。
しびれに気づいた時には、放置せずお早めにご相談ください。

脳卒中

脳卒中とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称です。
いずれも、脳の血管が障害される病気であり、呂律が回らない・言葉が出てこない・身体がうまく動かせないなどの症状に見舞われます。そしてよく知られている通り、治療が遅れると命を落とす可能性のある病気です。脳卒中は予期せず起こる病気ですが、動脈硬化や高血圧が大きく関係しています。予防のためには、高血圧症や糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病にならないこと、生活習慣病になった場合にはきちんと治療を受けることが大切です。

手足の震え

自分の意思に反して手足などが震えることを「痙攣」と言います。緊張した時に起こる手の震えなど、特に問題のないものもありますが、中には脳卒中や脳腫瘍など重大な病気の症状として現れているものもあります。
特に注意が必要なのが、長く続く震え、身体の片側に現れる震え、頻繁に起こる震え、麻痺・こわばりなど他の症状を伴う震えです。

顔の歪みやろれつが回らない

顔が歪む顔面神経麻痺、ろれつが回らないといった場合には、脳卒中が疑われます。ただちに脳神経外科、場合によっては救急外来を受診する必要があります。
脳卒中のそれ以外の症状としては、言葉が出てこない、身体の左右の片側のしびれ、激しい頭痛、意識低下・消失、視野障害・視力障害などが挙げられます。

頭を打った

頭を強く打った場合には、外傷、その他の症状の有無に関わらず、その日のうちに脳神経外科を受診されることをおすすめします。また特に問題がなかった場合も、その後数カ月間は経過観察を行うことが大切です。その他の症状としては、強い頭痛、意識低下・消失、吐き気・嘔吐などが挙げられます。場合によっては、救急外来の受診が必要です。

子どもの頭痛や頭のケガ

子どもの頭痛としてよく見られるのが、緊張型頭痛と片頭痛です。片頭痛については、頭の両側で認められるケースも少なくありません。風邪を引いたわけでもないのに頭痛がする、頭を打った後に頭痛がする、他にも症状があるといった場合には特に注意が必要です。また最近では、スマホ・ゲームのし過ぎを原因として頭痛を訴える子どもも増えています。
頭をぶつけるなどして、たんこぶ、切り傷、擦り傷、出血といったケガがある場合も、ご相談ください。脳の異常の有無とあわせて、診療します。

子どもの発達に不安がある

「発達障害」という言葉の認知が広まるにつれて、お子さんの発達障害の有無を心配される親御さんが増えてきました。当院では主に未就学児から小学校低学年のお子さんへの対応を行っております。

赤ちゃんの頭の形が気になる

赤ちゃんの頭の形の歪みには、病気を原因とするものとそうでないものが存在します。原因としては、先天性の頭蓋骨縫合早期癒合症、寝る時の向き・姿勢によって起こる位置的頭蓋変形症などが挙げられます。
赤ちゃんの頭の形が気になる方は、お気軽にご相談ください。