TOPへ

小児の発達相談

お子さんの発達で
気になることはありませんか?

お子さんの発達で気になることはありませんか?お子さんの心身の発達や成長が気にならないというお母さん・お父さんはいません。
「発達障害」という言葉も広く知られるようになり、心配になる親御さんも多いことと思います。ともるクリニックは、お子さんの発達についての心配がある親御さんが、お子さんと一緒に相談できる・通えるクリニックを目指しています。
気になる症状・特徴がございましたら、お気軽に当院にご相談ください。

  • なかなか言葉が増えない
  • なかなか言葉を話さない、言葉を覚えない
  • 同い年の他の子どもより、身体や言葉の発達が遅い気がする
  • お友達と仲良くできない、仲間外れにされている
  • お友達がそばにいるのに、一人遊びばかりしている
  • 話しているのに目が合わない、呼んでも振り向かない
  • こだわりが強く、少しでも思い通りにいかないと不機嫌になる
  • 落ち着きがない、じっとしていられない

当院で行う小児の発達相談

「発達障害」という言葉が広く知られるようになったことで、適切な治療や支援を受けられる子どもが増えています。お子さんのことで、気になることがあれば、「うちの子は発達障害なのか?」と親御さんは悩まれていることでしょう。また、「発達障害だと言われたらどうしよう」という不安によって、受診を躊躇う親御さんもいらっしゃることと思います。

今、ご家族が気になっている症状、特徴は、お子さんという1人の人間のごく一部分を占める要素にすぎません。今は生活上に困りごとがあって、暗い気持ちで子育てと向き合っているかもしれません。ただ、お子さんのことを正しく理解して、困った時の対処法や、適切な教え方を見出していけば、お子さんの未来は変わっていきます。
「これからどうやって過ごしていくか」、その過程を一緒に考えていけるようなクリニックでありたいと思っています。

未就学のお子さんの親御様へ

未就学のお子さんの親御様へ小学校に入る前までは、特に発達の個人差が大きくなります。
そのため「発達障害かどうかを診断するにはまだ早い」とお考えになる親御さんが少なくありません。
ただ、「発達障害の診断がつくか・つかないか」に関係なく、今気になっている症状に対してできることはたくさんあります。そして、その取り組みの開始は早ければ早いほど、より高い効果が期待できます。
「発達障害」という言葉にこだわりすぎず、「発達が気になる」と感じた時にはお気軽にご相談いただければと思います。お子さんとの生活、そして人生をどう作り上げていくかを、一緒に考えましょう。

小児の発達相談の流れ

1ご予約、WEB問診入力

ご予約、WEB問診入力小児の発達相談は完全予約制です。WEBまたはお電話でご予約ください。
予約されたあとは、WEBにて問診を入力してください。
診察の前に、ある程度お子さんやご家族の状態が分かっていると、より深いお話から始めることができます。
問診入力の作業は時間はがかかることもあり、またどう入力するか悩みながらの作業になり、ご負担をおかけすることになるかもしれません。お手元に母子手帳や今までの記録などを用意されてから始めると入力しやすいです。途中で保存もできるようにしてありますので、予約された日時までに、何回かに分けて入力されても大丈夫ですので、できるだけ細かく入力してください。

2初診・面接・行動観察

初診・面接・行動観察母子手帳、お子さんの症状・特徴などを記録したメモなどをお持ちください。
お子さんの出生時~現在までの様子、普段の過ごし方、気になる症状・特徴などを詳しくお伺いします。
また、院内で遊んだり、親御さんと喋ったりする様子を観察します。医師や心理師、専門知識のある保育士が接し、その反応を確かめることもあります。

3検査

診察の結果、心理検査、発達検査、知能検査が必要だと判断した場合は、別日の検査の予約をとります。
また、血液検査、脳波検査、画像検査などが必要になることもあります。当院でできない検査もありますので、その都度ご説明し、必要であれば別な病院を紹介させて頂くこともあります。

発達検査の説明、今後の生活に関するご提案

発達検査の結果をお伝えしますが、結果をお伝えして終わるわけではありません。
発達検査の結果はその時点でのお子さんの一部を表していますが、それがお子さんの全てを表しているわけではありません。
検査結果で同じ数字が出ていても、それぞれのお子さんの性格、いいところ、苦手なところ、生活で困っていること等、皆それぞれ違います。
その時点でのお子さんの状態をお伝えし、ご家庭での過ごし方・接し方などをアドバイスしながら、定期的にご来院いただいて経過観察を行います。

子育ての中で提案させて頂くこと

子育ての中で提案させて頂くこと当院では、一組ずつのご家族、親子の困りごとに対して、それぞれの家庭環境に沿った提案をすることを目指しています。
お子さんに対して取り組んだ方がいいこと、子育てに実際関わるご両親に関すること、保育園や幼稚園、学校など集団生活をどう生活に組み込むのがいいのかなどについて多方面から提案できればと考えています。

その中の一つである応用行動分析学(ABA)を使った取組みをご紹介させて頂きます。

ABA(応用行動分析学)を
使った取り組み

ABAは日本語では「応用行動分析」といい、人間の行動を分析し、人間社会の様々な問題解決に応用するための科学的な方法です。その人の増やしたい具体的な行動を、最初は手助けをしながら促し、それができたら、すばやく適切な刺激を与えて「強化」し、徐々にそのターゲットとしている行動を増やしていく、というのが大まかな流れです。実は、この流れは、発達が気になるお子さんだけにあてはまることではなく、人間の行動、私達の行動にもあてはまります。
そうした人間の原理を、発達が気になるお子さんへの対処法として取り組めるように色々な技法が研究されてきました。この方法を用いて、その子にとっての「良い行動を強化する(増やす)こと」のコツを周りの大人が身に着け、その法則を応用した接し方を繰り返すことで、新しいことを教えやすくなったり、困った行動を減らしたりすることができます。

それぞれのお子さんにとって、「増やしたい行動」というのは様々です。
ともるクリニックでは、問診や診察の内容から、そのお子さんにとって必要な「増やしたい行動」をご家族と一緒に考えます。
言葉がうまく話せないお子さん、お友達とうまく遊べないお子さん、すぐに癇癪をおこすお子さん、それぞれに必要な「増やしたい行動」を設定し、その行動ができたら「強化」し、生活の中でできることを増やし、困りごとが減るようにアプローチしていきます。

ABAは、ASD(自閉スペクトラム症)をはじめとするさまざまな発達障害における治療において、世界中で用いられています。

ABAを始める時期について

ABAは通常、1歳半から3歳半の間に始めることでもっとも大きく効果を発揮すると言われています。
親御さんの中には、「発達障害だと言われたらどうしよう」という不安によって、受診するか迷う方も少なくないと思います。
先にも述べましたように、この原理は発達の気になるお子さんに特有のものではなく、人間の行動全般にあてはまるものなので、「発達障害」という言葉にこだわりすぎず、気になることがありましたら、ABAを使った取り組みができないかご相談頂ければと思います。

お子さん、ご家族が
より良く暮らしていくために
できることを

お子さん、ご家族がより良く暮らしていくためにできることをともるクリニックの発達相談外来の最終的な目標は、「お子さんとご家族がより良い暮らしを送ること」です。そのためには、親御さんや私たち医療人が、お子さんとどのように付き合い、生活の困りごとに対処していくのかを考え、そこにお子さんを導き、環境を整えてあげることが大切になります。
そしてその具体的な方法は、お子さんとご家族それぞれによって異なります。
ABAなどの手法を取り入れ、少しずつ良い暮らしへと近づけていけるよう一緒に考えていきましょう。